総理が、官僚が情報を隠蔽しているという妄想にとりつかれたらしい。
官僚の判断で総理に情報を隠蔽できません。
本当に情報が総理に入っていないのなら、民主党内で官僚にストップをかけている政治家がいる。自民党にそこまでできない。
で、欲しければ、全情報をあげるけど、毎日、タウンページみたいな書類が山積みになる。
これ、総理が読めますか?
総理は行政の最高責任者だから、全情報を出すことは可能。
ただし、全情報の中から総理が気に入る情報だけをセレクトして渡すのは無理。
官僚が情報を隠しているというなら、霞ヶ関にある膨大な生情報を全部、閲覧してもらうしかない。
個人で処理できないから霞ヶ関に何万人も職員がいる。
各省庁で、セレクトして総理に渡しているだけだから、官僚を信用できないなら、全省庁の全情報を自由に見ることができる唯一の立場にある人なんだから1日何万枚の書類を見たらいい。一部余分にコピーして首相官邸に届けるだけだから…。
元官僚の国会議員を使えばいい。現職の官僚が信用できないなら。
行政情報は民間人やマスコミや学者が見てもわからない。そもそも、各省庁で大臣、総理、政治家用に簡単にした説明ペーパーを作っていますから、元資料で理解できるなら、加工せずに全部、渡せばいい。
総理に5分説明するために関係課の人間は霞ヶ関待機になる。
総理が質問する可能性があれば、可能性がある関係職員は帰せない。
何万人単位で霞ヶ関に籠城することになり通常業務に支障もでますが、行政の最高責任者が生情報を知りたいなら、一切加工せずにそのまま、官僚が持っている全資料を総理に自分で読んでもらったらいい。民間人の参与なんか見たって理解できないから、結局、官僚に質問して、総理に教えるだけ。
なんか総理のリハビリセンターみたいですね…。
上司〔総理〕は選べないから仕方ない。
林雄介with,you。
「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)