いつもありがとうございます。林雄介です。
自助独立の社会は、助け合いの精神がなければ冷酷な社会でしかありません。
自助が大原則なんですが、自助を強調すると、助け合いやセーフティーネットが疎かになります。これが実力社会の欠点です。〔小泉総理の改革で欠けていたのは助け合いの精神です。〕
逆に、助け合いやセーフティーネットを強調すると、自助独立の精神が疎かになり、自分で歩かない国民を作るのです。〔民主党のばらまきの欠点はこれです。〕
自助独立は、学問が中心です。学問のすすめは実学を強調しすぎている。実学も大事なんですが、状況判断力や人生の指針って、伝記や古典や歴史から身につけるのですよね。ですから、実学と教養というより立派な生き様した人の伝記や古典、これが欠落するとコンピューターみたいなクールなロボットになりますよ。
両方いる。
偏らないバランス感覚は、実学ではなくて経験と古典の世界です。経験で古典に勝つのは無理です。それは、生き様が孔子や釈迦やキリストや吉田松陰や福沢諭吉や西郷隆盛に勝ったということですよ。そんな偉人が日本にいませんよ。吉田松陰も儒教、西郷隆盛も陽明学があり、王陽明も儒教があり、孔子も古の聖人君子を手本にしてますから。
経験で、古典に勝てる、学問がいらないというのは、自分の生き様があらゆる偉人に勝ったということです。
林雄介with,you。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)