いつもありがとうございます。林雄介です。
東京電力の社員の子供を社会的に無視しろと言う、非常にユニークな意見が一部にあるようです。
これは、私が一番、恐れていることです。
マイナスがどんどん、マイナスになっていく魔女狩りや集団ヒステリーや関東大震災の朝鮮人虐殺と同じ愚行です。
余震、計画停電、福島原発、経済の不安定化等で社会全体として冷静な判断ができなくなっているのです。たとえば、このブログを書いている部屋は風がストレートにあたります。暴風というより、龍が暴れているという感じで、なぜか消防車のサイレンが鳴り響き続けています。
いま、様々な不安が社会全体を覆っていますが、そこでたくさんの震災義援金が集まるとともに社会不安が起こっています。しかし、日本は元冦が攻めてきたり、太平洋戦争をしたり、何度も大変なことがあって比較的、何度も亡国の危機を迎えては乗り切ってきました。
結論から言えば、ボロボロにはなっても絶対に復興するというのが日本のお国柄なのです。
次に、東京電力社員に攻撃をするのは間違っています。なぜなら、今の社会システムは民主的な多数決で決められたものだからです。正しかろうが、間違っていようが、マイナスの結果も含めて背負うのが民主主義です。中国や北朝鮮と日本はちがいます。誰でも政治活動ができ、選挙で投票もできる。そういう社会システムが嫌なら変えるべきです。
東京電力も自由経済や皆さんが選んだ政府の下で活動をしてきたのです。ですから、東京電力だけを攻撃することはできません。また、東京電力に危機管理能力がないのは、危機管理能力が高い人間を出世させない文化が日本にあるからです。
ただ、結果として、東京電力が適正な電力供給ができていませんから、会社再生法を適用し一時的に公営化し、それによって原発等の補償や電力供給の適正化が行われるべきでしょう。
林雄介with,you。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)
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