いつもありがとうございます。林雄介です。
さて、「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、衣食住と学問、礼節まあモラルとか倫理ですね、これは一体になっていると。
たとえば、開発途上国に学校だけ建ててもね、子供が労働力になっているから来ないわけ。ですから、学校に来たらお金をあげるとか、学校と工事がセットになっていないと学校に来れないわけです。同じように、明治維新のときも国民皆教育にしても学校に来ない人がいるから強制的に学校に来させたわけです。だから、憲法で教育を義務づけているんですよ。
でね、まあ、衣食住や工場、つまり仕事と学校をセットにするというのは開発途上国のモデルなんですが、格差が広まってきたら、日本も学校のあり方を考えないといけませんね。
私は、衣食住第一なんですが、衣食住だけだったら永遠に貧困から抜け出せないわけです。ですから、生活保護とかセーフティーネットは自活できる学問と実学と技能、これを義務づけないとどんどん貧困者が増えていきます。
まず、学問があって、次に衣食住があると。学び続けるために衣食住の保障がいるわけです。衣食住のための学問ではないんですね。
心の学問がないわけね、学校教育では、ですから、何を指針にして生きていいかわからないわけです。指針がないから、犯罪が増えるんですよ。知識とモラルは別問題だから。
本にもブログにも書きましたが、渋沢栄一さんは論語をビジネスの指針にしたわけです。明治維新の頃は、一般教養として、論語でも儒教でも一通り学んでいて、英語なんかの実学があるわけです。
モラルの指針がないと社会悪が増えますよ、アメリカは一応、キリスト教文化でしょう?日本は、モラルの指針がないから恐いですよ。
林雄介with,you。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)