いつもありがとうございます。林雄介です。
混乱状態にあるとき、例えば、幕末の動乱期や戦後に大躍進した人や企業があります。そういう意味では、混乱状態は飛躍のチャンスなのです。
しかし、戦後の動乱期にどれだけの人が栄養失調等で死んだか、いや、幕末の動乱期に安政の大獄、鳥羽伏見の戦いでどれだけの人間が死んだんでしょうね?
混乱状態は、飛躍のチャンスかもしれませんが、潰れた企業、没落した人々がたくさんいるわけです。
日本もしばらく混乱状態が続くでしょう、震災によるものだけではなく、世界経済で日本の力が低下していく、新しい日本の指針が必要なんですね。私は、学問、文化、知的立国、世界の頭脳を目指したいわけです、平均値で。ノーベル賞を日本人が独占するのは難しいでしょう。でね、1番じゃなくてもいいと思う。個々の分野で勝てなくても、総合力で1番なら。ノーベル賞候補はまあ、ゴロゴロいるけどノーベル賞はとれない。しかし、国民の知的レベルは世界一であると。
日本が発展したのは、識字率が高く国民の学問レベルが総合的に高かったからです。中国やインドは、人口が多い、これは有利な面と不利な面があります。全体の底上げは難しいのです。逆に1億人という小国でも大国でもないという、非常に中途半端な日本は、国民全体の総合力が高ければ世界一足り得るし、逆に人数が中途半端な分、エリート社会を作っても勝てません。数ででかい国に負けます。
一握りの天才を作るより、1億人の秀才を作ればいい。努力でなれないのが天才。努力すれば、誰でも到達できるのが秀才。日本は、国民全体を秀才化することで、格差社会をなくし、経済における競争力をつけ、学問によって、一人一人が自立した国にしたらいいと考えるのです。
林雄介with,you。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)