いつもありがとうございます。林雄介です。
最近、もともと化学調味料を使用していない調味料等に化学調味料無使用と表記してあることがあります。例えば、ソースに化学調味料未使用と書いてありますが、原料に醸造酢が入っています。JAS基準では醸造酢にサトウキビの搾りカスを使えますから、化学調味料と同じ原料から生産されています。ですから、あとでアミノ酸等を添加していなくても酢の段階で入っていないとは断言できません。
化学調味料を過剰にバッシングするのは疑似科学と同じです。いわゆるグルタミン酸ナトリウムに代表される旨味調味料、化学調味料は過剰摂取が問題なのです。
個人的には、だしの素は使いますが、あえて旨味調味料を加えなくても、ほとんどの食べ物に入っていますから、摂取しない方がいいとは思います。
しかし、同じ量の塩化ナトリウムや醤油やソースをネズミに食べさせたら化学調味料より健康被害が出るはずです。
化学調味料は大量摂取しても味覚が反応しません。塩を入れすぎたら、塩辛くなりますが化学調味料〔旨味調味料〕は大量に入れても味覚で判別がつかないため過剰摂取しがちなのです。
化学調味料に発ガン性があるといいますが、同量の塩ならどっちが危険なのでしょうか?。
塩でも砂糖でも七味唐辛子でも胡椒でも大量摂取したら、健康被害は出ませんか?醤油だって、酒だって大量に飲めば死ねますよ。
ですから、化学調味料は過剰摂取が問題であって、実際、過剰摂取になっていますが、化学調味料そのもののリスクは他の調味料と差異があるとは私は考えていません。
林雄介with,you。
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