いつもありがとうございます。林雄介です。
本を買ってお支え頂き本当にありがとうございます。印税が入ってくると計画倒産にあったり、選挙ポスターを作り直したり、裁判したり、今度はどんな相談がくるか戦々恐々です。しかし、お金を通して因縁が移動しますから、皆さんから頂いた印税がいい形で、世の中のためになり、結果として皆さんが幸せになるよう祈っています。
さて、様々な本も改定を進めていきますが、今年か来年に政界再編があるかもしれません。で、名前が変わっても中身が変わらないことも多々あります。前にも書きましたが、ナツメ社の本は事務次官等会議を削除しましたが、ぎょうせいの本は事務次官等会議を残してあります。ナツメ社は一般書ですから時事にあわせましたが、ぎょうせいの本は公務員の方がお読みになる。名前は事務次官等会議から変わっても、実質的な事務次官等会議の役割の実務はなくなっていないのです。というか、廃止したときに、どうせ元に戻さざるを得ないと思ったんですね。
もう一つは、稚拙な部分がある方がわかりやすいと思うんですね。広く浅く誰も書かなかったものを書きたかったのですが、明らかに私の本をパクった類書も出てきています。
何をもって専門家というのか知りませんが、私は予算があって、しかもその予算は限られていて妥協しながら法案を作らないといけないとか、国会答弁でも逃げがないといけないとか、民主党が政権をとってマニフェストをどんどん手直ししていますよ。実現しなくていい、野党の法案、条例、政策マニュアルならいくらでも書けます。私の本は、妥協しながらでもなんか曖昧な国会答弁を書きながらでも国や地方自治体を運営していくための本音のマニュアルです。ですから、他書と比べるとわかりづらいというか曖昧な書き方の部分があります。しかし、学者は公務員じゃないでしょう?。学者の本はマニュアルとしては使えないんですよ、世の中、奇麗事だけで動いていないから。本音すぎても問題になりますし。族議員の言いくるめ方とか財務省にどうやってゴマをすりにいくかとか、どうやったら補助金が地方におりるかとか…。書けることと書けないことがあるのです。そのギリギリを書くと。
林雄介with,you。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)