いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o
地震のときに本を片づけまして、旧約聖書は奥にありました。旧約の神がヤーベで、新約の神が仮称エホバですね。キャラが違いますね、同じ神様ですけど。
新約は幼稚園でもらったのがありますが、旧約の方が面白いですよ。
で、モーゼは十戒以外に数百の法律〔民法と刑法〕を残していて、トーラですね。多分、加筆が大多数だと思いますがトーラがあります。
アブラハムの息子ヨセフがエジプトの宰相となりユダヤ人がエジプトに移住します。ユダヤ人の地位は初めは高かったんです。しかし、数百年後に増えすぎたからエジプトで奴隷にされたんですね。そこで、モーゼが出てきて海を割ってエジプトから出ていくんです。
モーゼは王族に養育された人ですが、他のユダヤ人は奴隷だから賢くないわけ。ユダヤ人が滅茶苦茶、賢くなったのはモーゼ以降ですね。ヨセフからモーゼまで空白の数百年があるわけです。
で、「保健所から明確な生肉取り扱いの指示がなかった」とか、「国の基準がないのが悪い。」とかいう人がいるから、モーゼのユダヤ法が出てきたわけです。滅茶苦茶、細かくて、滅茶苦茶、明確で、滅茶苦茶、厳しいのが、トーラです。これは、当時のユダヤ人にそこまで細かく明確に厳しく規定しないと、レイプしたり泥棒したり、牛が人をさしたりするから、ヤーベも滅茶苦茶、親切ですよ。私なら洪水を起こしますけど、ヤーベもモーゼもその時代にふさわしい厳格なトーラを残したんですね。
ところが、出エジプト以降、ユダヤ人の平均レベルも上がり、トーラから派生したユダヤ法がかえって人を不幸にしている。安息日に急病人を診察しない医者とかが出てきたから、イエスが神は愛で出てきたわけです。規律を守れるようになったから、次は隣人愛。次の段階になって発展的な形で神様が出てきたわけです。ですから、同じ神様でも、優しいんです、旧約のときよりは。ムハンマドでも、イエスでも、モーゼでも優しいから、当時の人々に必要な教えを出してきたわけです。時代背景を無視して宗教を見たら危険ですね。
で、奴隷時代のユダヤ人みたいにモラルがなかったら、ヤーベが細かく厳格に法律を制定しなければいけないんですね。
生肉ユッケ事件で、「基準がないとか明確に規制がないとか、罰則がない」とか業者が言い出したら、モーゼ並みに「ユッケで死者がでたら撃ち殺さなければならない。しかし、死者がでなかった食中毒は遺失利益の補填でよい。」これがユダヤ法ですよ。こうやって、厳格に規制しなきゃいけなくなるんですね。
あんな感じですよ、トーラができた時のユダヤ人。で、モラルがある皆さんがイエスの頃ですね。神が規制緩和してきたわけですよ、ユダヤ人がモラルができて賢くなったから。
林雄介with,you。
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